暗渠ハンター 東池袋・水窪川が作った谷を巡る③水窪川の碑
東池袋・水窪川の3回目です。
前回通ってきた日の出優良商店会の通りをすこし都電側に入ってみます。
するともうこんな風景。
・・・畑?・・・家庭菜園?ホントに山手線の内側なのかという不思議な場所です。霜柱とか見つけられそうですね。
さらに奥に入っていきます。もうあたりは細い路地しかありません。これも暗渠か?と疑い始めたらキリがない・・・w
この道の横にも辻広場がありました。
どうやらモチーフは富士山のようですw
ここで現代版富士講やってたりしてww
富士講もあながち空想ではないかも・・・と思わせるような物件を広場内に発見!
なんでしょう、電話ボックス(ってすでに懐かしいなw)2個分くらいのスペースのあずまや的なものが・・・屋根があって椅子があって棚があって、棚には空の缶コーヒーがたくさんディスプレイ(なのかww?)してありました。
憩いの場なんすかw
なんて笑いながら広場をうろついていたら、奥にあったのがこれです!
水窪川の碑。奥まって草に埋もれてる控えめなちっちゃい碑なので、見過ごしてしまうかも知れません。ってか見過ごすところでした。アナタ、もっと自己主張していいのに!
「昔ここに小さな川がながれていた 後世にこれを伝える 1986 →後日訂正:もともと19860と書いてしまってnamaさんから「?」コメントいただきましたw 正しくははこれ、1986です;;;」
とあります。
どこかもの悲しさを湛える碑でした。
「ここ」というのがこの近辺(つまり私が流路と思って歩いてきた商店街の道)なのか、
ほんとにこの場所なのか、というのは定かではありません。
両者は直線距離で20mほど離れています。ちなみに私が調べた古地図によると商店街のほうに流路が描かれていました。
この石碑を源にして、広場内を巡るようにタイルで流路の模型のようなものが造られています。
このタイル流路は広場の対角線の角まで続き、ここで終わります。
排水口もあるので、雨でも降るとここにほんとうの水の流れができるのかも知れませんね。地元の方々は今でもこれを水窪川と見立てて昔を偲んでいるのかも・・・。
なんて思うとますますちょっとしたもの悲しさ・はかなさが過ります。
広場横の路地からは、ちょうど水窪川の水源近く・東池袋の台地に建設中のタワーマンションが見えました。
水窪川の碑を見た後だからでしょうか、このコントラストの強い風景もなんだかせつない感じがしてしまいます。
さて、次回はもうすこし奥に行ってみましょう。
| 固定リンク
「2055 ・・・神田川水系」カテゴリの記事
- 暗渠ハンター 「ハルさんの休日」に出演しました。ヘンタイ役で。(2017.04.27)
- 暗渠ハンター 仙川なかほどみぎひだり(2016.01.18)
- 暗渠ハンター 暗タクはじめました。(2015.12.23)
- 暗渠ハンター 西荻の南北の車止めを比べる展示、でした。(2015.11.30)
- 暗渠ハンター 阿佐ヶ谷の蓋を愛でる展示、でした。(2015.11.23)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
なんか良い場所ですね~~。
そして良いもの見つけられましたね~~。
・・・で、
「昔ここに小さな川がながれていた 後世にこれを伝える 19860」
って、1986年なんでしょうかね、1980年なんでしょうかね・・・www
投稿: nama | 2010年1月23日 (土) 22時45分
山手線の内側ながらディープな世界ですね。
水窪川って山手線内なので、あまり痕跡は期待できないのかと思っていましたが、思わず行きたくなってしまいました。
投稿: リバーサイド | 2010年1月24日 (日) 00時12分
namaさん
むはは;;;;1986年のまちがいです!ごめんなさい!!!!
ゼロ余計でした!!あとで訂正しときます。
リバーサイドさん
そうなんですよ、まさか山手線の中でこんな風景に出会えると思いませんでした。
ぜひ行ってみて、新しい発見されましたらおしえてください!
投稿: lotus62 | 2010年1月24日 (日) 23時03分