« 暗渠ハンター 蛇崩川を今度は下る。 | トップページ | 暗渠ハンター 谷戸前川をこんどは下る »

暗渠ハンター 羅漢寺川を遡る~新たな疑問もいくつか・・・

今回は羅漢寺川を遡ります。

羅漢寺川は、手元資料「川の地図辞典」(菅原健二・著)では目黒区清水稲荷から発して目黒川に注ぐと記述されていますが・・・。

まずは目黒川合流点の探索。今は合流のそそぎ込み地点が見えないそうなので、困難を極めました。

だって怪しいところばかりなんですもんw。3

1 2

5_2

なんか「合流」とか書いてあるマンホールあるし。

Photo







でも川筋からいってたぶんここが正解。

12










さていよいよ山手通りを越えて遡って行きます。

羅漢寺交差点のコンビニの横に、細い暗渠が見つかります。
Photo




Photo_2








やや行くと右側に五百羅漢寺。意外と近代的なんですけどw。
Photo_3






五百羅漢寺を右手に見ながらまっすぐ、こんな道を入っていきます。ここが水路跡。
Photo_4

クランク状に進んで、程なく目黒不動尊が見えてきます。
Photo_5








正面から見た目黒不動尊。
Photo_6









本尊に上る手前に、龍の口から湧水が湧き出る「独鈷の滝」があります。

ここも羅漢寺川の水源の一つとされています。

そういえば「龍」「竜」という字にサンズイを付けると「瀧」「滝」ですね・・・。
Photo_7





さて、羅漢寺川に戻りましょう、と思って数メートル進むと・・・。

暗渠すぐ脇にもうひとつ弁天様を祀った池がありました。池の中央部には井戸らしきものがあり、滾々と水が湧きあがっている模様。
Photo_8

さてここからも「みどりの散歩道」として羅漢寺川跡の遊歩道が続くのですが、付近にはコレに沿うように暗渠(私好みの細くて地味なやつ)が見つけられます。今回はそこを行きます。私的今回のハイライトです。
行程に沿って連続でどうぞ。

1








2








3








4









5









6








8









9








10









11








このへんで下目黒5‐35ですね。
12535





ここを過ぎると右手にどうも不思議な構造物が見えてきます。何のための構造なのでしょう?(ご存知の方いらっしゃったらぜひご教授ください)
13




14





途中はこんな道も。薄暮の頃に初めて通るともしかしたらちょっと怖いかもw。
15








近くの路傍にはこんなよくわからない可愛らしい作りこみもありました。

16

どんどん行きます。
17








18




下目黒5‐32あたりを過ぎるとちょっと幅が広がります。
20




でもまた細くなって。
21





まもなく「過剰に歩道を防衛」する場所に出ます。
23





この先で暗渠は痕跡を立ちます。
25








その最後の追尾地点がここ。
26





むーん。仕方がない、側を走る「みどりの散歩道」に戻りますか・・・。

数メートル南に移動すれば、目黒不動から林試の森北側にそってこんな道が続いているのです。
1_2





3_2




道に隣接して「羅漢寺川ふれあい公園」なども。
羅漢寺川の本流は、さっきの細い暗渠でなくてやはりこの散歩道なのでしょう。

林試の森を過ぎる頃に、こんな看板が立っています。
Photo_9





羅漢寺川に「六畝川(ろくせがわ)」が合流するポイントのようです。

しかし手元資料(「川の地図辞典」)での羅漢寺川の流路はこの六畝川と記載されています・・・。どうやら記載ミスか?

本当でしたらそれを証明するためにも看板の羅漢寺川方面にいきたいのですが、

このように
Photo_10









自転車の進入を強力に阻止していらっしゃるのでw、

今回はこの支流である六畝川を辿ってみます。

ところでこの看板にあるように、ここから羅漢寺川上流を辿ると清水池公園(園内の池を釣り人に開放している粋な公園です)にたどり着くようです。

ということは、

・立会川水源のひとつとされている清水池公園は、羅漢寺川水源でもある。

ということなのでしょうか・・・。
(09年8月21日、tokyoriverさまよりのコメントを参考に修正。清水池公園と羅漢寺川水源の間にはかつて品川用水が走っており、これらは同一ではないと教えていただきました。tokyoriverさま、ありがとうございました)

ま、とにかく今回は六畝川を。

ということで「これが六畝川プロムナード」です。

洒落た(?)モザイク模様の道が続きます。
2_2





3_3





4_2





そして目黒通りとぶつかる地点がここ。
5_2








清水稲荷です。ここが水源とされていますが、「清水」という名前もそれっぽいですね。
Photo_11





しかし。

この先にもどうも暗渠っぽい道が・・・
Photo_12








清水稲荷ならぬ「清水荘」というハードコア・レトロないいかんじのアパート前につながっています。ここが清水荘前のどん詰まり。
Photo_13









辿れるのはここまでか・・・。
ちょっと近くの「クラスカ」で休憩でもしようかなと思って目黒通りに出ると・・・。

清水稲荷→清水荘の延長線上、つまりさっきのどん詰まりの向こう側にあったのは東急バス目黒営業所でした。

またバスか・・・。しかも東急バスかw。
Photo_14

何か暗渠や水源とバスの操車場が関係があるのかなあなどと改めて疑いを深くした次第です。

今回浮かんだ疑問の整理。

・六畝川は羅漢寺川の支流であり、本来の羅漢寺川水路はみどりの散歩道に沿ったところなのか?

・とすれば羅漢寺川の水源は清水池公園か?
(上記理由によりこれは却下!)

・六畝川水源は清水稲荷でなく、その先の東急バス目黒営業所あたりなのか?

※2011.5.20 追記 リバーサイドさんの記事によると、「水源は営業所だよ」という旨の看板が清水稲荷に掲示されているそうです!

・バス操車場と昔の水源や流路って何か関係があるのか?

では今回の行程を振り返ってみます。

より大きな地図で 羅漢寺川を遡る を表示

|

« 暗渠ハンター 蛇崩川を今度は下る。 | トップページ | 暗渠ハンター 谷戸前川をこんどは下る »

2021 ・・・目黒川水系」カテゴリの記事

コメント

バスの件、今まで気づきもしなかったので、興味深いです。
私のテリトリー(w)にも思い当たる地点があります。
関東バスの五日市街道営業所は、善福寺川のすぐ側にあるので。
その営業所は昔に荻窪の「川南」から移転してきたらしいのですが、
川南って地名もいかにもですよね。

ほかは情報持ってませんが、これは何かわかったら面白いかもです。期待してますよ!
仮説を考えてみたものの、「バスの洗車」・・・これくらいしか思いつきません。

本の件も、ありがとうございました。今日届きそうです、早く読みまくりたい!!

あ、あと、申し上げにくいのですが、こちらにコメント書こうとして何回か
IEが落ちちゃうことがあったのですが、何かあったのでしょうか・・・

投稿: nama | 2009年8月21日 (金) 12時51分

コメントありがとうございます。
そうですか、関東バスでも・・・。でも「バスの洗車」って結構ストライクかもしれませんねw。
さらに調べてみます!
>IEが落ちちゃうことがあったのですが
教えていただいて感謝いたします。ご不便をお掛けしてほんとうに申し訳ありませんでした。
心当たりは今はないのですが・・・。
最近暗渠シリーズではgoogleの地図張るようになって、ちょっと重くなってしまったからかもしれません。
ちょっと自分でもいろいろ試してみますね。
少々お時間くださいませ。

投稿: lotus62 | 2009年8月21日 (金) 13時05分

こんばんは。羅漢寺川の源流ですが、都道420号線(学芸大学)と清水池の間に品川用水がかつて流れていました。用水は尾根筋(分水嶺)を通っていますので、清水池が源流ということはないでしょう。地図上、420号線と清水池のちょうど真ん中あたりに、L字型の少し曲がりくねった道があるかと思いますが、そこが品川用水の流路です。用水路が曲がっている場合は谷筋を迂回していることが多く、ここでも羅漢寺川の谷の源頭部を避けている物と思われます。ことによっては品川用水から羅漢寺川に水を分けていた可能性もあります。
ちなみに川の地図事典は間違いも散見されるので要注意です。

投稿: tokyoriver | 2009年8月21日 (金) 23時14分

>tokyoriverさま
コメントありがとうございます!
いま地図確認しました。ありました、L字型道路。そうですか、品川用水なんですね。この尾根が羅漢寺川サイドと立会川サイドを分かちているというわけなんですね。なるほど!!よくわかりました、ありがとうございます!!!ちょっと今手元に地形図がないのですが、あとで確認し現地も見に行ってこようと思います。ますます興味深くなってきました。どうもありがとうございました!!!
川の地図辞典は、川の資料館の学芸員さんも「よく網羅はされていますが細部については眉唾でご覧になったほうがいいですよ」とおっしゃっていましたw。この辞典を自分で「更新していく」ようなつもりで活用していきます。

>manaさま
この本、お勧めしておいて何ですがw、以降お心にお留めいただいてくださいませwww。

投稿: lotus62 | 2009年8月22日 (土) 09時51分

はい、情報感謝です。
私も大好きな桃園川で「あれ?」となりましたので・・・。
ですが、やはり古地図があること、23区内の河川が網羅されていること、
この2点だけでもかなり価値ある本だと思います。
自分なりにも調べ、修正したり、支流を追加して行ったり、
私も「更新」して行こうと思います~。

投稿: nama | 2009年8月23日 (日) 02時25分

namaさま
ごめんなさい、上記の私のコメントで、お名前誤ってタイプしておりました。申し訳ありませんでした。
本も無事入手された模様、よかったですね。「更新」情報あれば、ぜひお教えください。「暗渠さんぽ」楽しみにしております!

投稿: lotus62 | 2009年8月23日 (日) 10時28分

清水池から目黒不動に向かっての流を羅漢寺川といいます。付近の古老もその名に親しんでいました。目黒四中脇の清水稲荷から発する流れは羅漢寺川とは言わず、たまたまちいさな水源があったため誤ってみなされたようです。かつて清水池からの水量は多く、魚も見える澄んだ川でした。この二流は不動小下で合流し、林試の森を側流し目黒不動尊 経由で目黒川に注いでいます。
子供の頃、林業試験場下の流れは極めて清冽で、確か流れが削った崖面から矢じりのようなものを発見し、騒いだ記憶がありますが、今となっては亡々とした時間の中に溶け込んでしまい定かではありません。

投稿: さくら | 2011年9月 6日 (火) 13時41分

さくらさま
コメントありがとうございます。
たくさんの素晴らしい思い出がおありなんですね。魚も見える澄んだ川。私も見てみたかったです。
これからもご存知のことをもっともっとお聞かせいただけると、とても嬉しいです。

投稿: lotus62 | 2011年9月 8日 (木) 13時14分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 暗渠ハンター 羅漢寺川を遡る~新たな疑問もいくつか・・・:

» ケノーベルからリンクのご案内(2009/08/21 09:00) [ケノーベル エージェント]
目黒区エージェント:貴殿の記事ダイジェストをGoogle Earth(TM)とGoogle Map(TM)のエージェントに掲載いたしました。訪問をお待ちしています。 [続きを読む]

受信: 2009年8月21日 (金) 09時02分

« 暗渠ハンター 蛇崩川を今度は下る。 | トップページ | 暗渠ハンター 谷戸前川をこんどは下る »