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暗渠の魅力~レイヤー・ネットワークとしての暗渠

今回はフィールドワークでなく理論編ということで。

暗渠暗渠とか地形地形とか言っててもあまり周囲の方々に理解していただけないのですが、「私にとっての暗渠」や「地形」の意味やときめきポイントなど、ちょっといくつかにわけて書いていきたいと思います。

今日はその1回目。

もうずいぶん前のことですが、学生となって北関東の田舎から東京にきました。
そのころドキドキしたのは、地下鉄路線図。

普通の地図帳で東京はよく見ていました。山手線がぐるっと廻り、東京湾があり・・・・。
いろんな移動の必要性などあって東京にきてから地下鉄路線図をまじめに見るようになりましたが、
これまで見ていた東京の地図に見えていなかった地下鉄のネットワークを知って、
「ああ、こことここはこんなふうに繋がっているんだ」と胸がときめきました。

そして、社会人になってクルマに乗るようになってからは都内のロードマップに夢中になりました。
それまでは「JR+地下鉄」で各所の繋がりや場所を把握していたのですが、
クルマになるとその地図が書き換えられます。
駅と駅とではこんなに乗り継いで・離れていても、クルマで行けばすぐ近く!なんてケースはざらにありますよね?
それが面白くていました。

今考えると、

・地図帳に載っていた東京の地図
それに頭の中でレイヤーとして
・地下鉄路線図
が被さって。さらに
・都内ロードマップ
が被さって・・・・。そういう「ネットワークのレイヤー」を楽しんでいたようです。

さらに、ここ数年は特に自転車で都内を移動することが多くなり
自分のなかに新しいレイヤーができつつあるわけです。

それが、

「暗渠という昔の川のネットワーク」であり、
「尾根や谷という地形の連なりのネットワーク」なんですね。
私が暗渠や地形に感じるおもしろさの一つは、これ。(図参照)
1








自分の頭の中の地図に、「川筋」や「尾根筋」などのどんどん新しいネットワークが被せられていくんです。
それがすっっごくおもしろくて。

これまでの自分の地図に重ね合わせていく愉しみ。
重ねるすなわちぺりっと捲る(=Peel)悦び。
暗渠を巡ろう・なんかほっつきあるって見ようと思わせる動機のひとつは、
そんなところにあります。

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コメント

地下鉄路線図、わたしもあります。今でもかなりw 
昨日かつての路面電車の路線図を入手したので、眺めるのが楽しみです。

暗渠探求からの自己分析、面白いですね~。
私の好みもレイヤー理論で説明可能かも、とも思いましたが、
おそらくlotus62さんのレイヤーの一枚である「橋裏」、
これをたまたま、先日隅田川で見たのですが(徒歩で)、
川面が迫ってくる感じ/水音が大きくなり反響する/逃げられない感じ
などなど、私のビビリが発揮されてしまって恐怖が勝ってしまい、
自分の場合もう少し感覚的なものが影響している気がしました。

「一回目」ってことは続編もあるのですね?楽しみにしてます~。

投稿: nama | 2009年8月28日 (金) 12時54分

ありがとうございます。橋裏だめでしたかw。
でも大丈夫。私だってこんな橋裏に魅力を感じたのはつい最近ですし・・・。
それより、拙ページアクセスの際の不都合はその後ありませんでしたか?
問題あるようでしたぜひ私宛メールでも結構ですから
どうぞ教えてくださいませ。よろしくお願いいたします。

投稿: lotus62 | 2009年8月28日 (金) 23時14分

こんにちは。
レイヤー理論。面白いですね。
まさにそういう多層性が東京という街の魅力だと思います。
東京に限ったことでもないのでしょうが、レイヤーが圧倒的に多いんですよね東京は。

昨年暮れに、全国各地の旧街道を歩く、という方たちとご一緒したことがありましてね。
街道というから、参勤交代のアレを思い浮かべていましたら、今回は律令時代に造られた“官道”を辿って歩くという。
ほぼ千年前に、目的地(都と全国各地の国府や国分寺)を結んで整備された、ひたすら直線の道路です。
かつては日本中にあったわけですが、そのほとんどは廃れてしまって残っていません。(たいていは発掘調査でやっと断片が確認できるレベル)
なんとその律令時代の道が都内に残っているというのです。しかも現役の道路として。

ここを歩いたのはちょっとした感動でした。
それが造られた当時、そこにはまだ東京も江戸もなくて、ただ奥州に向かう途中の低湿地でしかなかったわけです。
これは今まで見えていなかった!
レイヤーが一枚増えた瞬間でした。

投稿: 庵魚堂 | 2009年9月 3日 (木) 14時05分

庵魚堂さま、コメントありがとうございます。
千年前ですか!暗渠のタイムスケールと比べると頭がクラクラしますねw。

>ただ奥州に向かう途中の低湿地
ほんと、たくさんのレイヤーがあるんですね・・・。
この東京は単なる低湿地・・・・。笑えるくらいのギャップに心がゆさぶられます。

そういえば中沢新一著の「アースダイバー」も太古のレイヤーについて語った本でしたね。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC-%E4%B8%AD%E6%B2%A2-%E6%96%B0%E4%B8%80/dp/4062128519

投稿: lotus62 | 2009年9月 3日 (木) 17時09分

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