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2009年6月

目黒通りの不思議工場&マンション 株式会社大角

まったくもって「盲点」でした。
通いなれたブルーライオン目黒(日本におけるpeugeotディーラーの聖地)の、目黒通り挟んだ真正面にこんな工場があったとは!!!
そういえばショールームからこんなの見えてたよなあ。車に夢中でいままでぜんぜん気づきませんでした。なんという失態。

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Imgp1175しかしこの建物は不思議です。基本的にマンションなんだけど、左端はいつの間にかセメント工場になっているというありえない度200%物件。




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「株式会社大角」という会社の敷地で、運送会社とかも同じ看板に書いてありました。ってことはこの住居は社宅w?



目黒通りに面しているのでクルマからもよく見えます。
ただし、夜は稼動していないので夜景的にはあまりお勧めできません。

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アンキョハンター♪

というわけで暗渠に目覚めた私は、元来の自転車ほっつき歩きに新たな楽しみを見つけたのでした。

さっそく今日は大山→笹塚→下高井戸→上北沢→桜上水→経堂→桜→弦巻→若林と暗渠ハンティングに行って来ました。

わかったのは、「私は緑道みたいなあからさまな暗渠より、ひっそり隠れている暗渠のほうが圧倒的に好き」ということでした。

さて、この日の成果。

まずは甲州街道を通ってるときにふと脇に見えた暗渠。

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いいですね、こんなのがでっかい甲州街道沿いにひっそりとあるわけですよ。さっそく追跡。

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こんなふうに続いてました。この安易な「フタ」がいいですね。

Imgp1094__2

あれれ。さっそく行き先が阻まれてしまいました。上北沢小学校につながっています。

小学校をぐるっと回り込んでみると

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あったあった、復活です。しかし行く手がやっぱり阻まれて・・・。

ちょっと見失いましたが、たぶんここにつながってる。桜上水2丁目の荒玉水道道路との交差点。上流と下流を見てみましょう。

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こういう暗渠が好き!!!

で、その後桜上水あたりでこんなのを見Imgp1101_つけて、Imgp1103_

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その後は駒沢給水塔に至ったのですが、給水塔のことはまた今度!

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死刑ってなんだろう。

今朝の朝日新聞に作家・辺見庸氏の投稿が載ってました。死刑というしくみについて。
ざっと斜め読みだったのでアレですけど、充分自分自身の「死刑制度は必要か撤廃か」という問題意識に火をつけるような興味深い内容でした。
結論のない私の死刑観をざらっと箇条書きにすると
・死刑という極刑はひとつの抑止力になっているのではないか。
・身内が誰かに殺されたら、きっと私自身も犯人に死を以って償うことを感情的に求めるのではないか。
・一方で、「死に対し死を要求すること」で果たして償いになるのか疑問。
・ところで私は憲法9条擁護派である。

・「武力には武力」という考えではいつまでも人類は戦争という愚行から逃れられないし。
・武力行使に対し武力以外で対抗するという考えは日本にしか持てない「最先端」の思想だから。

・おっと、実はこの考えは死刑についても同じことなのではないか。(これは辺見氏も以前から言及しているらしい)
・ならば死刑はなくすべきなのでは?他の償い方もあるのでは?
・でもでも、自分の「感情」は死刑廃止を容認できるのか?

あー、最初にもどってきちゃった。
どうも自分の中では、「感情的に犯人に死を求める」気持ちと、「武力の連鎖・死の連鎖では物事は前に進まない」という行動スタンスが拮抗しているようです。
ここで参考となるのが死刑を廃止した欧州各国の基本スタンス「罪を犯した人であれ、生きるという人権は保障されなければならない」ということです。
そこでまた考えること。
・死ぬことが本当に償いになりえるのか?
・死刑以外に償える方法があるのではないか?犯人はホントの無期懲役にして、一生をかけて自分の罪と向かい合って生きることって償いになるんじゃないのか?
・そんな風にして生かされる犯人って、「人権(生命)は保証されてる」という状態ながら、実はすごくつらい生なのではないか?

昨日免許の書き換えに行って「交通事故で相手を死なせてしまったひとの事例」など見てきたこともあって、ちょっと考えさせられました。

普段こんなことを真剣に考えなくても生きていけている自分の環境をちょっと戒める必要があるのかな・・・。ないのかな。あるんだろうな。

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アンキョ!

暗渠のことです。
私は西暦2000年までこの「暗渠」という言葉を知りませんでした。いや、知っていたかもしれないけど特に気にも留めなかったのかも知れません。今住んでる街に引っ越すとき、不動産屋さんから初めてこの言葉を聞き、なにか得体の知れない不安とも期待ともしれない思いに駆られ、その時にしっかり頭に刻み込まれたわけです。
それ以来、関連サイト(あるんですねw)を見たりしてへえーなんて思ってたのですが、なんだかここにきてさらに「暗渠」に心の針が振れるようになってしまいました。
実際東京、特に山の手を歩いてみると、結構あるんですよね、暗渠。この前も神山町と富ヶ谷の境目を歩いていて暗渠を見つけました。

みんさんの家のそばにこんな道があったら、その下は暗渠かもしれません。
・周囲よりからあからさまに低いところに、抜け道のような細い道が続いている。
・道の周辺はなんとなく湿気が高く、コンクリ塀に苔が目立つ。
・遊歩道になっている。または鰻の寝床のような公園がある。
・重量のあるトラックなどが入ってこないように、他の道と交差するところに車止めがある。
・道にマンホールがたくさんあり、晴れの日にも奥から水流の音がする。
・たまに古い石柱が道端に置き去りにされていたり、道端の壁に塗りこめられていたりする。
・車道に比べてあからさまに歩道の幅が広い。

暗渠が暗渠でなく開渠であった東京の「ちょっと昔」を想像すると、かなりわくわくします。縄文弥生あたりの歴史も好きだけど、この「ちょっと昔」(明治終りくらいから昭和30年代くらい)も結構好きだなあ。
そういえば、ちょうど今「日本の近代建築(下 大正・昭和編)」って本を読んでるんだった;;;;。このせいもあって「暗渠萌え」なのかもw。

日本の近代建築〈下 大正・昭和篇〉 (岩波新書) 日本の近代建築〈下 大正・昭和篇〉 (岩波新書)

著者:藤森 照信
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SENSUOUS SYNCHRONIZED SHOWにヤラレタ。

CORNELIUSが好きです。
とくに近年の「POINT」と「SENSUOUS」はすごく好き。

私にとっては、昔坂本龍一さんが「B-2 unit」でやろうとしていたことの延長線上にこのサウンドはあります。
すなわち音楽の「脱・構築」(古いかw)。
まだ「B-2・・」の頃は時代が熟していなかったせいでしょうか「なんかアバンギャルドー」で片付けられてしまった感がありますが、CORNELIUSのすごいところはちゃんとPOPに昇華しているところ。
この二つのアルバムはほんとにソリッド!しかし和音の構成とその出しどころが絶妙で、流れるように軽妙にも聴こえてきます。とにかく大好きな音。
その2つのアルバムからの選曲がメインで行われた08年のツアーを収めたのが、この標題のDVD「SENSUOUS SYNCHRONIZED SHOW」です。09年5月についに発売されました。(ネットで買ったら市価より千円近く安かったw)
照明、映像と音がかっちりリンクした、まさにDVDならではの味わいです。(ライブはもっと良かっただろうなあ)
全編見てて気持ちいい。あちこちのWebには「オープニングが最高!」ってありますが、これはその場にいたら確かに鳥肌モノだろうけど、DVD画面ではイマイチ・・・。私としては「Point of vew」が特にいいなあ。

ただしサウンドに関してはアルバム(CD)とは別物、です。そもそもアルバムとこのDVDとは楽しみ方が違う、ということなんでしょうね。私はサウンド自体は断然アルバムが好きですが、こちらは視覚&聴覚芸術として素晴らしいです。

Dvd 写真はこのDVDジャケットなんですが、会場の椅子にテーマカラーのカバーが掛けてあり、もう会場自体がエンタテインメント!このあたりの発想は広告でいう「タッチポイント」とか「スモール・アイデア・ポートフォリオ」を先取りしているのでは、とは穿った見方かw。

そもそもこのアルバムのソリッドな感じをライブで表現するのはかなり無理だし、あんまり意味がないことに思えますしね。
その前提でDVDなりに音も楽しめます。特にドラムがすごい。あらきゆうこさんという女性ドラマーですが、この叩き方が「女ユキヒロ(当然高橋幸宏さんのこと)」を彷彿とさせます。特にシンバルがすごくいい響きで刻んでます。知らなかったのですが結構業界では有名で(あらきさん失礼しました)、プラスチック・オノ・バンドでもドラムやパーカスでサポートされているとのこと・・・。なるほどなあ。

このところ何回も夢中で見てます、このDVD。
これ見てから2つのアルバム聞き返すとまたこれがいいんだ、うんうん。
ちなみにこれらの映像は辻川幸一郎さん。CORNELIUSといっしょにユニクロのこんな作品も作ってます。

SENSUOUS SYNCHRONIZED SHOW [DVD] SENSUOUS SYNCHRONIZED SHOW [DVD]

販売元:ワーナーミュージック・ジャパン
発売日:2009/05/13
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