「借景」とコミュニケーション戦略
勤め先には社内用のブログってのがありまして。社内では「広報委員会」ってのも組織してるので、率先して私も連載書き込みしてるんですが、その連載のテーマは「毎週、花屋さんから役員受付のカウンターに届けられる花を撮影して、それにまつわるコミュニケーション関係のネタをだらだらと書き連ねる」というものなのです。結構週イチって大変だけど、筆の訓練みたいにして書き続けています。
今日書いたものは、こんな感じ↓。たまには転載しちまおう。
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今週の役員受付はバラやらアンスリウムやらムギやらが飾られていますが、なんだか結構季節感に欠けるので、今日は道端で撮った梅の写真を。旬ですし。
今日書いたものは、こんな感じ↓。たまには転載しちまおう。
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今週の役員受付はバラやらアンスリウムやらムギやらが飾られていますが、なんだか結構季節感に欠けるので、今日は道端で撮った梅の写真を。旬ですし。

大きな公園ばかりでなく、この時期は住宅街をちょっと散歩するだけでもあちこちで梅の花が楽しめます。梅以外にはミモザや沈丁花なんかが綺麗な時期ですね。
こんなふうに散歩途中に見事な花があればよく写真に撮ってしまうんですが、個人的にはこのような 散歩&他人の家の植物の撮影 を「借景ハンティング」(略してシャケハン)と呼んで正当化しています。春からはいよいよシャケハンの本格シーズンです。梅・ミモザのあとは桜、花水木、百日紅、金木犀、モミジなどというラインナップで初冬まで楽しめます♪
それにしても「借景」とは便利なコトバですね。全然自慢できることじゃないんだけどなんかそれでも「本人的には工夫してる」みたいな感じで。本来は「背景の山や川、森などを上手く要素として取り込んで庭の景観を作る」という立派な造園用語ですが。たぶん。
「借景」といえば、無理やりですが我々が日頃コミュニケーションプランを練るときも大切ですよね。借景する要素は、国民的なイベント催事だったり季節歳時だったり、あるいは特定のニーズだったり空気だったり、他の流行現象だとか噂話やニュースなどなど・・・。
ブレイクするコミュニケーションを構築しようと思うとき、これらの「借景」をたくさん見つけて、丁寧に伏線をはりめぐらすことがとても重要です。この「借景」要素を見つけたり、時には自分たちで仕込んだりすることをこれまで以上に広い概念で捉えることが「戦略的なパブリック・リレーション」なんじゃないかなあ、なんて特に最近考えます。「借景」に目を効かせて、ますますプロフェッショナルなアウトプットを心がけたいものです。
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コミュニケーションをデザインするための本 (電通選書) 著者:岸 勇希 |
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