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ピカソのここが好き。

新国立美術館とサントリー美術館でやってる「ピカソ展」を初日に観てきました。
学生時代に箱根の彫刻の森美術館でピカソの陶芸作品を観て以来のピカソファンなんです。
だって観てると笑っちゃうくらい楽しいから。このときは本当に、不謹慎なくらい美術館で笑い転げました。

今回のピカソ展は2つの美術館で同時開催。新国立美術館では、「付き合ってる女の人の変遷と作風の変化」を追いかけ、サントリー美術館では「ピカソの自画像の変遷と内面の変化」みたいなテーマで展示構成されています。この企画切り口も見事。
特にボリュームがあって面白いのは新国立美術館ですね。笑えたw。
しかし、笑ってるだけでなくてピカソの魅力についても改めて考えてみました。
一つは、前から感じていた『作品そのものの直感的なたのしさ』です。
そしてもう一つは・・・。
ピカソといえばキュビスムが有名ですが、そもそもキュビスムってのは4次元的な視点で対象を分析しそれを2次元の絵として解釈しなおして再構築する(lotus独自解釈)芸術技法。
つまり4次元の素材なんて変数が多すぎるから、どうしても2次元に再構築させる時には「とうてい人にはわかんないようなやりかた」になっちゃうわけですよ。
でも、すぐれた芸術はコミュニケーションである(lotus独自解釈)限り、すぐれた芸術家は「観てもらう人にある意図を伝える」ことをひとつの使命にしているわけです。また、「コミュニケーションは前者(送り手)責任」というコミュニケーション理論(lotus独自解釈)が常識的にあるわけですが、逆にいうと「コミュニケーションは後者(受け手)無責任」でよし!これは私の芸術を楽しむときの基本姿勢です。
一方ピカソに代表されるキュビスムは、この「分析→解釈・再構築」が複雑すぎて・・・。
だからこそ、『解釈のたのしさ』が生まれてくるわけですよね。「抽象画ってわかんないから難しい・・・」なんてよく聞きますけど、「後者無責任」原則によってそもそも正解を当てる必要なんてないんだから!
という前提に立つと、とたんにキュビスムがたのしくなってきます。わははは。
ピカソはこの二つ、『作品そのものの直感的なたのしさ』&『解釈のたのしさ』が揃ってるから面白い!

サントリー美術館のほうは、この2つとも希薄でイマイチだったかな。むしろこちらだけ観るとするとちょっとイタいかも。一緒に観て正解です。

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