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25年前の3月は...「君に、胸キュン」

私のポータブルミュージックプレイヤー(iPODでないので敢えてこう書くw)には、1/3程度のシェアでYMOが入ってます。
今朝全曲ランダム再生(iPODでないので敢えてシャッフルといわないw)で聴いていたら、1981年3月21日に発売された名アルバム「BGM」に入っている「カモフラージュ」が掛かりました。27年前(!)のちょうど今頃の季節です、この衝撃の音を初めて耳にしたのは・・・。むーん、それにしても27年前にこんなことやってたのかーこの人たちは。すげえなあ。
数曲ボサノバや環境音楽(!?)をはさんで流れてきたのはまたしてもYMO。「君に、胸キュン。」でした。
これは1983年のやはり3月25日の発売(シングルレコードでね)。当時の3月は東京で初めて一人暮らしを始めたばかり。新しい小型ステレオを買って何度もこの曲をリピート再生し、4月からの大学生活に希望や失望を抱いていたものです。カネボウの化粧品のキャンペーンやってたよなあこの曲で。
この間YMOは先の「BGM」、同年11月21日「テクノデリック」と2枚の「世界のポップス史上に燦然と輝く革新的職人的超絶技巧的アルバム」を世に送り出しています。
しかし皆さんご存知のように「胸キュン」は非常に軽薄な音に仕上がっおり。
「胸キュン」聴きながらしばし当時30代前半だったYMOのみなさんの想いを想像してみました。
やっぱ、やりたいことやっちゃってあとは「歌謡曲で遊んでみる」感じだったんでしょうねぇ。
そんな気分のところに、カネボウ扱いの広告会社からキャンペーンソングのオファーが来て(実際81年に2枚のアルバムを出した後1年半くらいは各自ソロとして様々な「職業音楽家」活動に励んでいましたし)、「お。なんか面白そうだからやっちゃおか」「どうせだからベストテン1位とかねらっちゃおか」「ついでにその路線でアルバムつくっちゃおか」ということになったんでしょう。
それにしてもこの曲、軽薄ですが「わざと遊んでいる」音作りはすごいです。曲構成とかメロディとかエフェクトとか。それでも要所にフクザツなコードが仕込まれたりしていて知的だし。
実際「胸キュン」はオリコンチャートで急上昇、細野さん作曲の「ガラスの林檎(松田聖子)」に阻まれて2位止まりでしたが、当時の歌謡曲番組にもでまくってました。そしてこの曲を含むアルバム「浮気なぼくら」が83年5月24日に発売。シングル「過激な淑女」(同年7月27日)でもういちど歌謡曲で遊んだあと、10月15日に雑誌インタビューで「散開」を発表し、12月14日には最後のアルバム「サーヴィス」が、ビートルズでいう「Let it be」みたいな位置づけで我々の元に届き・・・という具合に「リアルタイムYMO」の時代は悲しくも終ってしまうわけですね・・・。

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