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2007年11月

工場のイルミネーション

ビートニクスの「出口主義」やらYMOの「テクノデリック」「’81ウインターライブ」の影響で、4半世紀前から自分の中にある、「工場のような人工物に対する特別な感情」に気づきました。

 

先日「実はダムがすき」という人に会ったり、「工場萌え」を本屋で見つけて立ち読みしたりと、なんとなくその感情を再確認する機会などもあったりして、川崎の扇島・夜光・浮島あたりにふらりとドライブに行ってきました。

 

Dvc00013Dvc00014 Dvc00017Dvc00023_2  やっぱり夜の化学工場はいいですね・・・。何なんでしょう、格好いい・気になる・好き・・・・確かにそうなんだけど、ちょっと言い得てない感じ。畏怖みたいなのに似てる。

 

造形自体もなんとなくロシア構成主義みたいでいいんですが、そういう表面的なものよりもっと深いところから来る何かがあります。これを人が作ったのか、という感動とか、何か有益な工業製品を作ってるという役立ち感とともに、その時に必ずできてしまうであろう有害物質に対する背徳感みたいなもの両方のアンビバレンツな感じとか、私たちの日常とは殆ど接点がないこんなところでせっせと何か生業を興している施設・そしてその裏側で休みなく働いている誰かに対する感動とか・・・。それと、見せるためでなくあくまで効率を最優先したはずの建造物の、その純粋な感じがなんかこう、もぞもぞと心を動かすのです。そういう意味ではちょっと「風の谷のナウシカ」に通じるものがあるかも・・・ないかも・・・。自分でもよくわからない種類の感動なんです。

 

同じような感覚を、ダムとか盆暮れの大手町とか、「現代の巨大建造物」に対して感じます。(やっぱイルミが綺麗という点で化学工場が一歩抜きん出ていますがw)「廃墟」とはちょっと違いますね。やっぱりあくまで「今我々の日常と関係している」点もポイントなのかも知れません。

 

実家からちょっとはなれたところにあった貨物ターミナル(ここにも大きなタンクやプラントっぽいものがありました)に、小さい頃よく自転車で行きました。学生の頃には、帰省した時に同じ趣味の同級生とターミナルに入り込んでビニールシートを敷き花見のようにプラントやタンクを見ながら酒盛りしたこともあります。

 

なんなんでしょう、この気持ちは。もう少し整理してみます。

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