暗渠ハンター 十条あたりから緩く遡る北耕地川①湧水の崖
北耕地川。
石神井川から板橋区内で別れ、赤羽を通って隅田川に流れ込む川。
稲付川とも言われる、石神井川を分水して江戸時代からこの辺りの農地を潤していた人工の川です。「川の地図辞典」(菅原健二 之潮社刊)によると、水害対策や流下能力増加、下水道普及などの目的で昭和42年に暗渠化工事がスタートした、とのことです。
以前HONDAさんが赤羽から環7まで遡ってこの川をレポートされていましたが、
それを見ていつか行きたいなあと思っていました。
この日は十条に用事があったこともあり、北耕地川の途中から遡ることに。
どこから川に降りていこうかなあって時に手元の地形図を見てときめいてしまったのが、この横から切れ込む鋭い刃のような谷!
魅力的です!もしかしたらここにも支流があるかもしれないし…という淡い期待を抱き、こっからアプローチすることに決定。
残念ながら川跡らしきものは見られず。
この谷から北耕地川の流路に降りる直前には、「游鯉園の坂」という別な坂と交わるところがありました。
游鯉園とは、この坂下つまり北耕地川にあった川魚料理の料亭の名前だそうです。
北区教育委員会のHPによると、大正から戦前までの営業で、その前の明治期には水車小屋があったとのこと。
この坂下から、北耕地川に少しの間並行するように、南側に短い暗渠路地がありました。
おお、なんかありそうですね、ちょっと奥まで行ってみましょう!
正面は民家、そして左に階段があり、これを登るとスタートから辿ってきた谷底を囲む尾根に出ることができます。
で、まあ当然この階段を登ったり降りたりして楽しんだんですが、階段を降りて改めて気がついたのは・・・。
この崖際、湧水が流れてたw
見てくださいこれ。
さっきの突きあたりの個人のお宅の奥から、崖から染み出した湧水が集まってこの流れになっているようです。とてもきれいで、でもそんなに多くの量じゃなくて。これは生活排水ではないようですね。無色無臭のとてもきれいな水でした。
おおーまさかここで湧水がみられるとは!
ああ、もう帰ってもいいかも。北耕地川を見に来たという本来の目的を忘れてしまいそうですw。思わぬ収穫に暫しぼんやり…。
・・・気を取り直して北耕地川の川跡に向かいます。
ちょうどこの記事を書いているときに暗渠仲間の味噌maxさんとお話する機会があって、「次の週末暗渠いきてんだけど、どっかよさげなとこね?」(実際はこの100倍丁寧な言葉遣い)とおっしゃってたので、「やっぱキタコーチじゃね?」(実際はこの15倍くらい丁寧な言葉)とこの北耕地川をお勧めしておきました。
そしたらさっそくこの週末行かれたようで、この湧水はじめとして北耕地川をたっぷり堪能されたようです。レポが楽しみですね。
とうとう北耕地川の谷に降りてきました。
(といってもさっきの暗渠路地からすぐのところなんですがw)
ここから、上流に向かって歩いていくことにします。
そこまでいって下流を振り返ってみると、
今来た道の横にもう一本並行した道があって、二つの道が合流していました。
古い地図を見てみると北耕地川もこのあたりで二股に分かれています。このあたりの田んぼを潤すために、ところどころで枝分かれして流れていたようです。
で、まだまだ先は長いんですが、今回はここまで。
何回かに短く分けて、お伝えいたしますね。
より大きな地図で 杉並以北でまとめてみよう を表示
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